タイトル | : 【奈々市】-深紅- 参加者募集[PC1固定/〆3/10]開催:3/17 |
記事No | : 8441 |
投稿日 | : 2013/03/04(Mon) 21:20:53 |
投稿者 | : 月水 |
【シナリオ名】-深紅- 【ステージ】奈々市 【シナリオ傾向】シリアス 【〆切り】3/10(日) 21:00迄 【日程】3/17(日) 10:00〜12:00、13:00〜18:00頃、20:00〜 一括 ※万が一に終わらなければ3/20(水)に再集合 【開催場所】#せぱつき名 【募集人数】3〜4名 【備考】・PC1のみ固定とさせていただきます
滴る深紅を舐め、白磁の皮膚を裂き、骨董のように白骨を愛でる。
裸身の少女を、得た異形の力によって存命させながらもバラバラに分解していく。 自然、荒くなる呼吸を自覚しながら、青年はその至高の作業に従事した。
――お兄様。お兄様は、満たされておりますか?
常軌を逸脱した扱い受けなお、激痛にまみれて生きる少女が引きつった微笑みと共に問う。
「ああ……俺はずっとこうしたかった。お前が欲しかったんだ」
恍惚に歪んだ表情を隠そうともせず青年は答え、ついには少女を殺めてしまった。 やりすぎたと若干の後悔を覚えるが、終わった事は仕方ない。 仕上げに、青年は少女を喰った。残されたのはおびただしい量の流血と、彼女の心臓のみ。
「これで最後だ。これで――」 ――それは、きっと、いけないことです。お兄様
最後の欲望を口にしようとした青年は。 “心臓のみ”から黄泉還った少女に、鮮やかに首を撥ねられた。
――それが終演。ある日の、兄妹の出来事である。
ダブルクロス The 3rd Edition 「鮮血の絆」
ダブルクロス――それは、裏切りの言葉
【ハンドアウト】 時系列:PC4⇒PC2⇒PC1⇒PC3 PC間ロイス:順 ●PC1 ◇シナリオロイス:“血虐の王”黒城 真夜
君は、黒城瑠璃華からの唐突な呼び出しメールに面食らっていた。 とはいえ、行かない理由も特に無かった君は、夜の学校へと足を伸ばした。 ――――? 空白感を抱いた刹那に、眼前に現れる深淵。大量の血を撒いて崩れ落ちた彼女と、一組の男女。 「よう。アンタが“黒い鳥”だな」 瑠璃華と同じ顔の女を侍らせた男は、君にそう言い放った。
●PC2(推奨:UGN関係者) ◇シナリオロイス:"ディザイア・ディザスター"
UGN支部長である樫村は、機密、と書かれた資料を手に君へ語った。 通称“D・D”はその人物にとっての欲望を実現させるジャームである。 その被害は多岐に渡り、FHすら敵視するほどの危険な相手だ。 行方を晦ませていた“D・D”だが……現在、はこの奈々市に居るというのだ。 樫村は君へ、被害が出る前に“D・D”の討伐するよう、言い渡した。
●PC3(推奨:高校生) ◇シナリオロイス:“シュヴァルツ ナイト”黒城 瑠璃華
彼女とは、UGNの仕事か、学校行事か。さまざまあるが、かかわりを持っていた。 周囲との壁が分厚い彼女だが、君は特段気にすることも無く相手にしていたように思う。 それは彼女にとっても同じことだったのか、最近は壁も薄くなり会話も増えた。 対人関係についてレクチャーを要求してきた日には盛大に噴出したものだ。 その彼女が今、瀕死の重症であると……君の元に連絡が届いた。
●PC4(推奨:自由) ◇シナリオロイス:ルリカ
事は、数日前。君は奈々市のショッピングモールへと訪れていた。 そこでばったりと遭遇する、黒城瑠璃華。見知った彼女に何となく声をかけた。 だが彼女ではなかった。真紅ではなく蒼海の瞳で君を見、聞いたことも無い口調で何か、と聞く。 硬直する君を尻目に、彼女は小首を傾げて問いかけてきた。 「ルリカは、お兄様のご用命で買い付けをしています。私に、何か御用でしょうか?」
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